日本でも次々と発見されている女王ヒアリ。
繁殖能力があるヒアリの女王が発見されたということで
日本でも繁殖が行われている可能性が非常に高いということに…
神戸港で発見された女王アリはコンテナ内で封じられていてこれ以上増える危険性はないとされていますが、今後も充分に注意が必要です。
なぜ注意しなくてはいけないのか?
それは女王ヒアリ…飛びます。
つまりどこにでも行けちゃうってことです。ヤバいです。
今回はその女王アリについて。そしてのノーマルヒアリとの違いなどについてもご紹介されて頂きます。
女王アリは飛ぶ上に何匹も巣にいるってマジ!?
ではいきましょう!
■女王アリは飛ぶのか?
これはマジです。飛びます。
しかもうまく風に乗れば10km以上飛行可能です。
これはなにを意味するか?
もし今後女王アリを根絶することができなければ、
現在発見された周辺だけではなく日本各地でヒアリの被害が予想されるということです。
これは本当に怖いです。しかも相手は数ミリ…
日本では現段階ではヒアリに関しての情報量がかなり少ないので
海外のヒアリに関してのサイトを翻訳にかけてみたところ、
どうも飛ぶのは羽のある女王アリとメスアリとオスアリ。
(繁殖期には羽が生えるようです。)
この3種類のアリたちが繁殖期(暖かい季節とのことなので今かも^^;)になると新しいコロニー(巣)をつくるべく飛び立ちます、
そして飛行中に交配するという少し変わった性質。
さらに交配後はオスは死亡するのだとか。
何とも物悲しい話ですがオスの役割はそこまでのようです。
(その分オスの個体数は少ないのだとか)
そしてメスと女王は巣を作る場所に適した場所に降り立ち、羽を落として産卵に専念するそうです。
つまりメスアリもまた女王アリになります。
しかも女王アリの寿命は2~6年とかなり長いのでかなりの長い期間コロニーの拡大ができてしまうということです。
■巣に何匹もいるのかについて
います。何匹もいます(笑)
通常サイズの巣ですとおよそ10匹から20匹程の女王アリがいます。
とても大きな巣ですとなんと100匹も女王がいたという事例も報告されているようです。
ですので、複数の女王がいる状態でコロニーが生成されていき徐々に拡大。そしてまた新たなコロニーつくるべく繁殖に一部の女王アリとメスアリが飛び立ち、交配。
(若いメスアリだけが羽があるという説も)
また新たな巣を作っていくというとても効率的なアリです。
人間でいうコンビニなどに代表されるチェーン店みたいなものでしょうかね?w
さらに
女王ヒアリは1日1500個程の卵を産みます。
そして22~38日程で成虫になります
もし…100匹も女王アリがいたとしたら100倍のスピードになってしまうということですね…。マジカヨ
ヒアリと女王アリの違いを画像で比較!
さてそれでは区別をつけるべく、
通常のヒアリと女王アリを画像で比較してみましょう!
■働きアリ
いわゆるヒアリ。働きアリです。
その為寿命が短く個体差はありますが寿命は最大で180日程と言われています。
■女王アリ・メスアリ
羽がある時はこのような形状です
そして巣の中で産卵をする時には羽を落とします。
長寿命で長距離飛行可能。卵もわんさか産みます。
■オスアリ

交配したら死亡。
同じ雄として少し同情するw
雄は結構形状が違います。
通常のヒアリだけでも他の似たアリとの判別が難しいのにヒアリの中でも違う見た目をした個体が存在するということが分かりました。
現在ヒアリが確認された所から多数の女王アリが発見され始めました。
大抵が女王アリの死骸が見つかったという話で安心していたのですが、一つの巣に何匹も女王アリがいるという事実…
これは結構深刻な問題になっていくかもしれません…
その他
・ヒアリと他のアリとの判別について
・刺された際の応急処置と対処法
・ヒアリの駆除方法
・発見した場合の通報先
などについてはコチラにまとめましたのでどうぞ
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